家族のSST

SST(Social Skills Training)とは、日本語では、社会生活技能訓練と言います。対人のコミュニケーション技能(スキル)獲得のため、模擬的に実際の場面を作って練習(ロールプレイ)したり、考えの幅(認知)を広げたりします。認知行動療法という理論に基づいて行われています。
当初は精神科の当事者を相手に行われていましたが、現在では教育現場、司法現場、企業の社員研修等幅広い分野で行われるようになっています。
家族のSSTでは、家族が、病気によってストレスに弱くなったご本人とお互いに気持ちの良い関係を維持していくための関わり方を、他の参加者の力も借りながら練習します。ストレスの少ない家族内でのコミュニケーションは病気の再発防止のために有効であるということは、多くの研究者によって証明されています。

練習課題の例

  • 発病後にしなくなっているご本人への挨拶を練習したい
  • ご本人との会話がはずむよう練習したい
  • 何度もご本人の確認が続いてイライラしたときの対処法を練習したい
  • 病気のことを相談されたときの対応を練習したい
  • おこづかいを無理に要求してきたときの対応を練習したい